Pak Purboのワヤン

9月17日(月)
おとといはクラテンへ、待望の Pak Purboのワヤンを見に行きました。といっても彼が演じたのは最初のSL.6の時間だけ。「サファリ・ワヤン」と言って、断食月にダラン(ワヤンの人形遣い)たちが交代で一晩3人ずつ、あちこちの地域で公演するというシリーズなのです。演奏者も全員ダラン!だから見た目も何だか豪華です。(何となく恰幅の良い人が多い!)話は「Bima Bungkus」。ビモが誕生した時に殻に包まれていて、15年間も出て来られなかったとか…。その殻のワヤンが何だか茶色いのぺ〜っとした巨大な落花生みたいな形をしていて、ちょっとユーモラスなのです。例によって言葉はわからないのですが、Pak Purboは人物による声色の使い分けが実に見事で、特に女性の泣きの入った語りには情感がこもっていました。日本の浄瑠璃に近いものを感じました。