私は今、一年生の授業にも参加しています。一年生には2クラスあって、全くガムラン経験の無い超初心者を含むAクラスと、芸術高校出身者を含むBクラスに分かれます。両方とも Gangsaran,Lancaran 等の小さな形式の曲から始めます。授業は週4回ずつあり、そのうち2回が合奏、2回が太鼓、ルバブ(胡弓)、グンデル(ビブラフォン型鍵盤楽器)の個別練習となります。一年生の授業に参加しているのは、日本でガムランを指導していくのに少しでも参考になれば…との思いからだったのですが、そんな悠長なことは言ってられなくなりました。だって、どこが一年生だ!ってツッコミたくなる位芸術高校出身者には優秀な人がたくさんいて、太鼓のチブロンなんかもうバシバシ叩いているわけですから。先生も出来る生徒にはどんどんやらせて、小さな曲でも様々なアレンジで変化を付けて皆を引っ張っていきます。…てなわけで、一年生の授業についていくのも大変です。一人ずつ楽器がずれていくので、私も必死になってついていってます。Bクラスでは今週から影絵芝居ワヤンの中で使われる曲 Srepegan sl.9 が始まったので、また私も頑張って参加しようと思っています。
(グンデルの演奏、右はスルントゥム)