舞踊劇

1月19日(土)
今日の午前中は、ソロのマンクヌガラン王宮でJumenengan(王様の即位記念日の式典)がありました。大勢の着飾った客が集まり、祈りや表彰式等と共に2つの踊り、「Anglirmendhung」、Sendratari(舞踊劇)による「Arjuna Wiwaha」が披露されました。舞踊劇の方は、影絵芝居ワヤンでおなじみの演目なのですが、人形ではなく人間が演じている為により立体感がありリアルです。この演目では、美男の武将アルジュノが瞑想している間に7人の美しい天女が舞い降りてきて彼を誘惑するというシーンがあるのですが、彼を取り囲んで7人の天女が輪になって踊る演出はなかなか華やかでした。アルジュノは誘惑に負けてはいけないのでひたすら静かに祈り続けます。その静と動の対比が面白かったです。この舞踊劇は今回新たにアレンジし直され、6回の練習を経て上演されました。即位記念日のような伝統的な場でも、このような意欲的な試みは今も尚続けられているようです。


(マンクヌガラン王宮での舞踊)