ハルトノさん

2月13日(水)
先程、マンクヌガラン王宮での練習から帰ってきました。毎週、水曜と日曜日の夜に行われているBapak2(アマチュアのおじさん達)の練習。指導者は王宮の音楽家ハルトノ氏。去年秋に体調を崩されたのですが、今は公式の場での演奏は控えているもののすっかり元気になられ、以前にも増して熱心に指導していらっしゃいます。練習開始時刻の7時前に行くと、たいていハルトノ氏はすでに練習場に来ていらして、一人でルバブを弾いたりしています。雨期は夜に雨が降ることが多く人が集まりにくいのですが、「人が少なくてもティダ・アパアパ(大丈夫)。3〜4人でもいれば練習出来る」と常に前向きです。外国人の面倒見も良いので、いろんな留学生達がハルトノ氏を頼ってきます。2時間の練習の間は、次から次へと様々な課題曲をやらせていきます。練習の間は無駄話等いっさい無く、途中のお茶休憩以外は2時間みっちり練習するので、終わった後はガムランに浸った爽快感があります。これが気持ち良くて、おじさん達は毎回通ってくるのだなと思います。普段は奥様思いで実はちょっとお茶目なハルトノさん。いつまでも元気で活躍して欲しいものです。