影絵芝居ワヤン

9月11日(火)
断食月に入る直前の今は、毎日様々な催しが目白押しです。昨日は私の大好きな Pak Tristutiのワヤン(影絵芝居)を見ました。話は「Mayang kara」。ラーマーヤナに登場する超能力を持つ猿アノマンが、500才になっても死に切れず、どうしたら死ねるかと神様に相談するというシーンから始まります。とても珍しい物語だそうです。私はジャワ語がまだ理解出来ないので、物語の運びはよくわからないのですが、それでも彼のワヤンが好きだと感じるのは何故でしょう。おそらく軽妙な語り口が醸し出すゆるやかで落ち着いた雰囲気、そして温かく人を包み込む力が感じられるからでしょうか。語りはまるで落語のようで、彼のワヤンにはいつも笑いが絶えません。御年69才だそうですが、いつまでも現役で活躍して欲しいものです。