12月22日(土)
9月から始まった今学期の授業はほぼ終了。約4ヶ月の様々な授業を通して感じたことは、ガムランの勉強は模倣から始まり、でも行き着くところは自分で創ることかな?と。授業ではどの先生もまず見本を示してくれるけれど、必ず「私のやり方を真似するだけではいけない」「他の人は違うやり方をするだろうからよく聞きなさい」と。そして、かなり早い段階から「自分で解釈して工夫しなさい」と言います。だから、共通のお手本の元に練習は始まるけれど、皆決して一様にはなりません。これはガムラン環境な豊富な本場だから出来ることで、日本で同じことを要求されても難しいことなのかもしれませんが、何かその精神からは学ぶべきところがあるような気がします。そして、ガムラン音楽はただただ古典を継承するだけでなく、常に変化して創作されつつあるので、今も生きた音楽となっているのかもしれません。