踊りの新作

2月3日(日)
昨日の夜は大学の劇場へ踊りの新作公演を見に行きました。名付けて「"GLOBAL WARMING" Eksperimen」。大学の舞踊科の先生3人が新作を発表するというもので、入場料無料、生演奏で舞台美術や照明も凝っていてかなり大掛かりです。雨なのに立ち見が出る程の客が集まっていました。さて感想は…?最初のはジャングルの中でライオンやトラ、水牛、猿たちが戯れたり闘ったりする様を描いたもの。皆着ぐるみを着ていて、リアルで可愛いけど何だかディズニーランドのショーを見ているみたい。2番目のはバリ風の激しい音楽に乗せて王女様たちの伝統的な踊りブドヨ'風'のものを踊るというもの。実験的ではあるけれど、何だかアジアンフードのコマーシャルを見ているみたい。(すみません、辛口で。)そして、舞台を小劇場から大劇場に移しての3つめの踊り、これが断然良かったです。Nuryanto氏によるDrubiksa Darubeksiという作品で、物語風な作りになっています。楽しげに仕事をしている村人たちのところに突然ドラム缶が幾つも転がり込んできて、そこから彼らは次第に豹変していきます。最後はゴミのお化けみたいなのが暴れ出すのですが、静かに宮廷舞踊風のものを踊り続ける女性の前に屈してしまいます。多分環境破壊のようなものをテーマにしているのだと思いますが、楽しげな踊りの陰に怪しげな人物が現れたり、音楽も激しいビートの裏で落ち着いたガムランの音色が重なったり、全ての要素が重奏的に絡み合いながら進行し、とても見応えがありました。このEksperimenという催し、今週は音楽科の先生の新作、そして今月末にはダラン(ワヤンの人形遣い)科の先生の新作が披露されます。楽しみです。


(マンクヌガラン王宮の踊り手)