夜更けのガムラン

2月9日(土)
昨日、おとといの晩はガムランの演奏を聴きに行きました。おとといはSaptono氏が主催するMulya Larasと呼ばれる会。祈りを捧げた後、ろうそくの明かりだけで小編成の演奏が行われました。昨日はアメリカ人らが中心になって出資しているPujangga Larasと呼ばれる会。こちらはプシンデン(女性の歌い手)だけでも11人という、ものすごく大勢の演奏家たちが集まり、様々な大曲を皆楽しそうに演奏していました。どちらも夜中の2時半頃まで続いていました。ここ数年こちらに来て残念だなと思うのが、このような本格的なガムラン演奏を聴く機会が以前に比べてかなり減っていること。大学の授業でよく先生たちが「カセットを聴いて勉強しなさい」という言い方をしますが、その言葉を聞く度に「ああ、もう純粋なガムラン演奏を聞ける場は多く無いんだな」と思ってしまいます。このような演奏会を続けるには、それなりの経済力、コーディネート力、人脈等が必要で、主催者側の苦労は並大抵のものでは無いはずですが、何とか長く続いていって欲しいものです。