外国人の演奏会

12月30日(火)

おとといの夜は、プランバナン遺跡近くのとある家で、外国人主体の演奏会がありました。この日は、ジャワ暦の新年であるスロ月の前日で、あちこちで様々なイベントが行われていました。この演奏会もその一つだったのですが、外国人によるガムラン演奏を聞かせることによって、自分達の誇りであるべきジャワの伝統文化を見直そうというもの。(最近、このような趣旨の会が時々あります。)こちらに留学している日本人やイギリス人、フランス人、そして本場ジャワ人の助っ人何人かによる混成チームで、小さな曲が何曲か演奏されました。私も混ぜていただいたのですが、何せ練習が前日の夜と当日の出発前だけ。なのに楽器には一つ一つマイクが置いてあって、お客さんも思いの他熱心に聞いているので、そりゃあ緊張しました。それに、一曲ごとに地元のお偉方さん達の長〜い演説があり(演奏より長かった!)、それを待ったり緊張したりするうちにすっかりくたびれてしまいました。なので、本当は深夜ソロに帰ってからこの日ならではの街中の水牛のパレードを見ようと思っていたのですが、その元気なく昨日は半日バタンキューとなっていたわけです。まあそれでも、こちらで演奏に混ぜてもらうと、男声のゲロンや掛け声、細かい装飾を奏でる琴シトゥル等、豊かな音に囲まれて、回りに助けられ運ばれながら演奏している気分が味わえるのが、なかなか楽しい良い経験でした。

P.S.のんきなことを書き綴っていますが、気がついたら明日はもう大晦日ですね。今年も本当に皆さんにお世話になり、ありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げます。来年は更に怒涛の年になる予感がしますが、一つ一つ無理無く着実に積み上げていければと思っています。来年もどうぞよろしくお願いします。それでは皆さん、良いお年を!

(プランバナン遺跡)