フランス公演のワヤン練習

1月7日(水)

先日の夜は、前述のプルボ氏宅で、3月末に行われるフランス公演の為の第1回目ワヤン練習がありました。フランスでは影絵芝居ワヤンの他にガムランの新曲、そしてススフナン王宮の踊りも披露されます。その為、芸術大学ISIの先生方の他にも、王宮の音楽家で日本でもお馴染みのサプトノ氏等もメンバーに加わっていました。この日は初練習ということで、皆楽譜を見ながらワーワー言いつつ練習していました。プルボ氏は、足でジャラジャラ金属板を鳴らしながら、間髪入れずに次々と曲の合図を出していきます。間の長い繰り返しははしょってどんどん進むので、目まぐるしいこと。ああ〜、これだ、去年のプルボ氏日本公演の練習の時もこうだったなと、その時の状況が蘇ってきました。後ろの楽隊がまごまごしていても気にも留めず次々と進みます。ほんのわずかのお茶タイム以外、練習に無駄な時間はいっさいありません。でも演奏している先生達は何だかとっても楽しそう。本番ではこれにアドリブがたっぷり入るので、練習とはまた違ったものになるのでしょう。まだ本番まで3ヶ月近くあるのに、なかなか熱のこもった練習でした。